磐田市周辺の産学連携組織いわしん・がんばる起業応援ネットワークは13日、新規事業計画発表会「第17回ビジネスコンテスト」(静岡新聞社・静岡放送後援)の最終選考会を同市内で開いた。最優秀賞にTSK(袋井市、窪野忠社長)の電磁誘導加熱装置の事業化プランを選出した。
同社は、幅広い産業で使われるアルミ材料の溶解熱源として多くのガスが使われている現状を踏まえ、ガスの代わりに永久磁石で加熱する電磁誘導加熱装置を独自開発。2017年に特許を取得した。事業発表では省エネ、省スペースの利点を生かした同装置の販売促進策を示し、審査員から「ものづくり産業が盛んな県西部ならではのアイデア」と高い評価を得た。
表彰を受けた窪野社長は「環境問題への対応技術として国内外への普及を目指したい」と意欲を述べた。
同コンテストは県西部の産業活性化を目的に磐田信用金庫、磐田、袋井の両商工会議所、大学3校の産学共同で開催した。今回は152件のビジネスプランの中から、事前審査を通過した9組が最終選考に臨んだ。
上位入賞者は次の通り。
優秀賞 パイフォトニクス(浜松市東区)▽特別賞 間木守弘(同市天竜区)スマイリーベル(同市浜北区)ゴルフスクール・ティーケイ(同市南区)モア・リビング(袋井市)▽学生最優秀賞 寺田泰彦(県立農林大)▽同特別賞 伊藤恵美(袋井商)浅野由莉(静岡産業大)http://www.at-s.com/news/article/local/west/565603.html
<記事掲載>第17回ビジネス・コンテスト@静岡新聞
2018.11.14
外部発表