工場内で発生するクレーンの労働災害の原因として、吊荷から十分な退避距離を保たずにクレーンを操作することや、フックの位置がずれたまま荷上げをすることが挙げられます。これらを要因として、吊荷の落下や荷振れにより作業者への衝突が発生する可能性があり、十分注意する必要があります。昨年4月にリリースした「ホロライト・ドットリング・センター」は、退避距離とフックの位置を光で可視化することにより作業者に注意を促し、労働災害の低減に役立ちます。
【提案事例】 JFE商事グループ 大清興業株式会社様
写真は約6mの高さからホロライト・ドットリング・センターL型を照射した様子です。点円環光のサイズは直径約3.2mです。
従来は作業者が目視のみで2mの退避距離を取っていました。作業時の立入禁止エリアを赤色の点円環光で明示することにより明確に退避距離を取れるようになりました。さらに、中央点光の補助でフックの位置が合わせやすくなり、荷下ろし時に上を見ずに操作ができるようになったとお客様から評価をいただきました※。
※荷の大きさによって床面に中央点光が見えない時もあります。